「昨日の自分より今日の自分が、少しでも心地よく。」
これは僕自身が運動を通じて、心と体に刻みつけた言葉です。
前回もお話しした通り、僕は40歳を過ぎてから本格的に運動を再開しました。きっかけは、親父たちだけが集まるソサイチ(ミニサッカー)のイベントに参加したこと。そのとき気づいたのです。
**「人は、エネルギーが湧く方向にしか動けない」**ということに。
運動に誘っても「時間がない」「年齢的に無理」…そんな声ばかり返ってきます。でもね、実はそうじゃない。
1日30分、週3回でも、運動時間はつくれます。スマホを触ってる時間、テレビを見ている時間──何かを削れば絶対に見つかる。
では、なぜ動けないのか?
それは“体力”ではなく、“エネルギー”の問題なんです。
🌱 エネルギーとは、心の中から湧いてくる意思の力。
この心の火が灯らなければ、人は行動を起こせない。たとえ時間があっても、動けない。
僕がそれを実感したのが、ある一文との出会いでした。
「人はお金を稼ぐために健康を犠牲にし、健康を取り戻すためにお金を犠牲にする」 ―― ダライ・ラマ
この言葉に出会ったとき、ハッとしたんです。
「何のために働いてるんだっけ?」
資本主義の社会で、働くことは大切です。でも──それによって“本当に大切なもの”を見失っていないか?
気づいたら健康が損なわれ、家族との時間が減り、心も体もすり減っている。
このままでいいのか?
そう自問したとき、僕は「朝に運動する」ことを最優先に決めました。
☀️ 朝の30分が、人生を変える。
朝は誰にも邪魔されない。エネルギーが高い。だからこそ、その時間に「自分のための時間」を置いた。
それだけで、不思議と心が整い、働き方まで変わり始めたのです。
仕事の成果はもちろん大事。でもそれ以上に、**“何のために働いているか”**を見失わないことのほうが、もっと大切。
💡 40代は再設計のタイミング。
「このままでいいのか?」
会社の中でポジションも上がり、ある種“安定”を感じる頃。けれどそのときこそ、見つめ直すべきです。
・自分の働き方は本当に望んだものか? ・あと10年、20年このままでいいのか? ・もし変えるなら、今が最後のチャンスかもしれない
人生の設計図は、いつでも書き直せます。
でも、本当に人生を変えられるのは“今”この瞬間だけ。
最後に。
「あなたの朝、何に使っていますか?」
何かを変えたいと思ったそのときが、変化のベストタイミングです。 僕も毎日揺れながら、試行錯誤しながら、時に立ち止まりながらも進んでいます。
同じ時代を生きる仲間として、 一緒に“整える人生”を歩いていけたらうれしいです。
それでは、また次回。